2024年の年末から中欧3カ国を周遊していた。
全てが順調ではなかったが、当初の目的は達成できたので大満足の旅行だった。

全旅程を書くと長くなってしまうので、3カ国を巡った感想を忘れないうちに残しておく。
(と言っても既に3月…)

アイキャッチ画像はカレル橋の袂から見たプラハ城


旅行日程

滞在国滞在期間
中国・イギリス(乗り継ぎ)12/26~12/27
ブダペスト12/27
ウィーン12/28~12/29
プラハ12/30~12/31
ブダペスト1/1~1/3
中国(乗り継ぎ)1/4
写真は朝7時半ごろのマンチェスター空港
日出時刻の遅さで緯度の高さを実感した

ド級の年末、ド年末に海外旅行をするため、できるだけ安い航空券を探していた。
秋ごろにSkyscannerを徘徊しまくり、上海・マンチェスター経由でブダペストに入る航空券を探し当てた。
ネット上の評判が真っ二つに分かれている吉祥航空を使うのは不安だったが、結果として当たりだった。
JAL/ANAを利用したブダペスト往復航空券の相場が約70万円だったのに比べて、往復15万円は乗り継ぎの手間を考えても魅力的すぎた。

  • 行きの経由地と移動時間(合計約24時間)
    1. 上海:吉祥航空→吉祥航空
    2. マンチェスター:吉祥航空→Jet2com
  • 帰りの経由地と移動時間(合計約18時間)
    1. 北京:中国国際航空→中国国際航空

ブダペスト・ウィーン・プラハ間の移動は全て鉄道を使った。
乗車券はEuroRail、座席指定はÖBB(オーストリア国鉄)アプリで購入していたのでスムーズに移動できた。

マンチェスターではロスバケ対応のため、ゆっくり空港を見て回れなかった。
リプトンと水を自販機で買うだけになってしまったので残念。


旅行中にしたかったこと

  • クリスマスマーケットをうろつきたい
  • 街歩きをして日本とは違う景色を見たい
  • ハンガリーのチョコレート屋さん(Rózsavölgyi)に行きたい
  • 各国の名物を食べたい
  • ザッハトルテが生まれたお店でザッハトルテを食べたい
  • 日本には来ない絵画・建物を見たい
    • ミュシャが手がけた市民会館の内装、大聖堂のステンドグラス
    • クリムトの絵画(接吻)
    • エゴン・シーレの絵画

日本には無い景色・料理・文化を体感したいと考えたのが旅行のきっかけなので、何をしたいか書き出した上で訪問先を決めた。
行きたい場所が直前まで確定していなかったこともあり、入場チケットが売り切れで焦った時もあった。
(ベルヴェデーレ宮殿は結果的にバンドルチケットを購入して入場できた)


クリスマスマーケット巡り

今回の旅行で楽しみにしていたクリスマスマーケット巡り
旅行中には、ハンガリー・オーストリア・チェコの3カ国でクリスマスマーケットに行くことができた。
プラハ・ブダペストは年明けまで開催しているため、年末でマーケットが終わってしまうウィーンへ先に向かった。

各国のマーケットの様子

上段左:Városháza park(ブダペスト):これは小規模なウィンターマーケットだったかも
上段中:ヴァーツラフ広場(プラハ)
上段右:旧市街広場(プラハ)
下段左:シェーンブルン宮殿前(ウィーン)
下段右:聖イシュトバーン大聖堂前(ブダペスト)

これ以外にも、各地のクリスマスマーケットを巡って雰囲気を十分に味わうことができた。

  • ベルヴェデーレ宮殿前(ウィーン)
  • デアーク広場・ヴェレシュマルティ広場(ブダペスト)
  • 市民会館前(プラハ)

旧市街広場のクリスマスマーケットは12/30ということもあり、激混みだった。
もし年末にクリスマスマーケットへ行くならば、他の会場をおすすめしたい。


街歩き

ブダペスト・ウィーン・プラハを歩いて写真に収めたものからお気に入りをUp

上段左:ルービックキューブのウォールアート(ブダペスト)
上段右:フェレンツィエク広場駅近くの路地裏(ブダペスト)
中段左:オーストリア国立歌劇場(ウィーン)
中段右:ホーフブルク宮殿近くの通り(ウィーン)
下段左:ヴァーツラフ広場の方向からインドジシュスカー塔(Jindrisska vez)を眺める(プラハ)
下段右:広場(Kašna na Malém náměstí)から北の方向を眺める(プラハ)

石造りの街並み、夜に輝くオレンジ色の街灯(ナトリウムランプ?)、高度が低い太陽など、これでもかというほどのヨーロッパの景色を浴びてきたので大満足。


各国で食べた名物

国どころか、お店ごとにも味・具材が大きく異なるのでグヤーシュを食べ比べしていた。
ハンガリーは提供される食事の量が多いので、1人で食べ切るには少し苦しいかも。

ガイドブックには載っていないけれど、このブダペストのお店がお気に入りでまた行きたい。
品切れのグヤーシュの代わりとして、近しいプルクルトとパプリカーシュ・チルケを提案してくれた。美味しかった。


軽食(パン)

3カ国ともパンが美味しかった。移動中に食べたパンの一部をUp

ウィーン中央駅のÖBBラウンジはかなり豪華で軽食がしっかり置いてあった。
Ankerで買ったクロワッサン(Kipferl)を食べつつ、のんびりしていたら出発時間が来てしまった。

ÖBBの食堂車ではシュニッツェルとレバーケーゼの取り扱いがあったので注文してみた。
ケチャップは追加料金が必要。
※バーガーの写真で左がシュニッツェル、右がレバーケーゼ

日本が誇るTeriyakiの文字をチェコで見られるとは思っていなかった。
100Kc(約700円)でサブウェイのフットロングサイズ強のものがお出しされる。かなりの満足感があった。
※写真内の右のバゲットがTeriyaki


屋台の軽食

クリスマスマーケットで食べた食事の一部をUp

チェコに来たのでせっかくならと、雪がちらつく中でピルスナーウルケルを注文した。
気温が低かったので、温かい食べ物が体に沁みた。


その他

プラハのホテルの朝食で出てきたベイグリは、ハンガリーの伝統的なお菓子と聞いていたのでプラハで食べられてラッキーだった。
水玉が目立つ冷蔵菓子のトゥーロー・ルディにハマってしまった。カッテージチーズがチョコで覆われたお菓子だ。スーパーで見かけるたびに買っていた。ブダペスト空港のSPARに置いてあるのを見つけたので、帰国前にどうしても食べたくなったらここが最後の補給所になりそう。

カフェザッハーでザッハトルテを食べた。映画「ザッハトルテ」を見て気になっていた、アンシュペナーとアップルパイも注文した。お店の外でしっかり90分待ったので、ようやくの甘さに痺れた。

ウ・フレクーで飲んだ黒ビールは、過去1番の美味しさだった。お肉との相性も良く、気がつくとおかわりをしていた。


絵画・建物

日本では見ることができない建物・絵画を鑑賞してきた。
ミュシャが手がけたステンドグラスと内装を見たくて、プラハにやってきた。

お気に入りの画家のうちの1人がアルフォンス・ミュシャである。
初めてミュシャを知ったのが2005年の展覧会で、それ以来2回ほど展覧会を見に行った。
広告系の絵画とスラヴ叙事詩は既に見ていたので、どうしてもステンドグラスと市民会館の内装が見たかった。
2/24にはミュシャ美術館が移転するので、新しい美術館も見てみたい。

絵画の写真はUpしないけど、気に入った展示があったので載せておく。
絵画の凹凸を誇張して触れるようにした解説板が絵画の横にあった。
目の前で見た絵画を擬似的に触ることができて面白かった。日本にも欲しいと思ってしまった。
(MasterCard社頑張って)

過去に鑑賞したミュシャの展覧会をメモとして残しておく。


旅行後の感想

中欧3カ国がまとまって紹介されているガイドブックを見た場合、大抵はオーストリア>チェコ>ハンガリーの順に割り当てられるページ数が減っていく。
ページ数が少ない=魅力が少ないと思ってしまいがちだが、そうではないということを確認できたので良かった。

中欧3カ国は親切な人が多く、穏やかな気持ちで過ごすことができた。
出発前は「世界ふれあい街歩き」のふれあい抜きになるかと思っていた。

ロスバゲ対応、ホテルサービス、温泉(サウナ)や飲食店でのやり取りなど、また行きたいと思わせるような雰囲気があったのは間違いない。
(具体的に何があったかは中々書き出せないので、やはり感想が新鮮なうちに文字として残しておくべきだった)

※流石にトラムの車内で後ろから話しかけられた時はスリかと思ってかなり警戒してしまった。そっけなく返事してしまったが、相手が下車する際に「Welcom to Prague. Enjoy your stay!」と去っていったので、もう少し上手く話せたのではないかと後悔している。


チェコ・ハンガリーは今すぐにでも再訪したい。
パプリカチューブは消費が激しい割に安く、ボヘミアのお菓子は他国で取り扱いが全くなかったので両方とも大量に買っておけば良かった。
Rózsavölgyi、stühmerのチョコもお気に入りの味で、また食べたい。

ウィーンは散々歩き回って一通り見たので、「老後にクラッシックを聞きに行こうかな」くらいの気持ちでいる。

またSkyscannerで航空券を漁るか…